小さい頃から、ずっと寂しかった。
家族がいても、友達がいても、どれだけ「恵まれてるね」って言われても、心の奥には、ずっと ひとりぼっちの感覚 があった。
そういうのって言葉にできないし、伝えようとしても、なんか違う。
むしろ、満たされたくて、全然ちがう人生観を自分で作り上げてた気がする。
だから、もっと孤独だった。
今思うと、ちょっと病的だったなって思う。
でも。
ここ3年の間に、地に落ちるかってくらい、苦しいことが立て続けに起こって。
人生、崩れた。
なにを思っても届かなくて、どこを見ても、誰もいない。自分だけが「がらんどう」の世界に取り残されたような、喪失というか、崩壊。
もう、地響きみたいだった。
でも、その「がらんどう」にただ居て、崩れていたら、ある瞬間、ふっと景色が変わって
あ??はっ???
……っていう感覚。
「あれ?孤独で、よかったんじゃん。」
今は
「孤独だぜい!」って、なっちゃった。笑
だって、人といると、どうしても 人の目 が気になるけど、孤独の中には、自分しかいない。
だからこそ、自分の声がちゃんと聞こえてきたんだと思う。
ちょっとずつだけど、「あぁ、これが私か」って、笑えるようになった。
孤独って、冷たいんじゃなかったや。
静かで、深くて、ちょっとあたたかくて、なんか…希望に満ちてる気さえするんだよね。
あの頃はたしかに寂しかったけど、おかげで今は、その孤独と一緒にいる自分が、心地いい。
あはは。

崩れて、崩れて、崩れて、ようやく自分のこと、「いいじゃん」って思えるようになった。
それが、なんかいま一番の宝かもしれない。
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