MRI画像を持ってクリニックへ行った。
「おそらくがんでしょう」
と淡々と医師は言う。おぅけぃと私は頷く。
次のステップは針生検。しこりの組織を取り出して、病理検査にかけるという流れのようで、
ここから先は大きな病院での診察が必要になってくる。
どこの病院にしようかと、当然の如く悩みだし、普段なら、「今日はカレーか?パスタか?」どっちでもいいよぉ♩なんだけど、今回は「命」に関わる選択。
さすがに慎重になっちゃう。
でもさ、選択って、
「これにしとけばよかった」 と後で悔やむのは、どんな小さな決断でも起こりうるもので「こっちのランチを選べばよかった」とか、「こっちの服を買えばよかった」とか沢山起こる。
でも、今回はそんなレベルじゃないもん。
病院選びひとつで、治療の方向性や、下手したらその先の未来まで変わるんだよねきっと。
だもんで、迷う。。
不安から選ばない
ここで一つ、私の中で
「不安や恐れで選ぶのはやめよう」と決めた。
だって、病気って、それだけでも十分に不安要素を持ってるもん。
そこにさらに「こっちのほうが怖くないかな?」「ここじゃなくて後悔しないかな?」なんて考えていたら、キリがないし、神経持たない気がしたから
こう決めた。
気持ちが穏やかになる感覚
ホッとする思考
その視点で病院を決めた。
そして結果的に姉の勤務先、姉の知り合いの先生にお世話になることにした。
姉にそのことをLINEしたら、すぐに電話がかかってきて
「今、隣にその先生いるよ」って。
え? やったぁ!!!うれちぃ。。。
大病院の繋がらない電話を待って、先生指名して予約して、数週間待って…みたいな長い道のりを覚悟してたのに
まさかの「今すぐ」コース!
あぁ、、気が抜けるやわらかい気分になれた。ありがたいです。。
ラッキーだよね、でもラッキーというより、流れが整った というほうがしっくりくる。
自分の決断に後悔しない
病院を決める前、私はこう決めていた。
「どこに行っても、どんな治療をしても、どんな結果になっても、後悔はしない。」
最悪のケースも考えた。
「もし、命を落としたとしても、後から『やっぱりあっちの病院にしておけばよかった』なんて思いたくない。」
だから「不安を手放して、自分の感覚を信じる」という選択をした。
結局はすべては流れていくんだよね。
そう決めたら、勝手に物事がスムーズに動いた。
予約の取り方もわからない私にとって、直接先生と繋がって、すぐに予約が取れたことは、ちょっとした安心材料になった。
たかが予約、されど予約。
不安の中にいると、ほんの些細なことでも「助かった…」と心が休まる。
その一つひとつが、病気と向き合う中での「支え」になっていくんだろうなと思う。
選択することって、常に迷いがつきまとうものだけど、
どこに着地しても「これでよかった」と思える選び方をすることが、未来の自分を救うのかもしれない。
少なくとも、私は今、この選択を「よし」として、次に進む。

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