2025年5月– date –
-
比べることから、降りた日。
「○○さんよりはマシだよね」「それに比べたら、私の方がまだ…」なんてそんな風に思って、どこかホッとしていた私。 あの頃は、それが 前向き な考え方だとさえ思ってた.。 けど・・・ がんと出会ってから、静かにだけど、衝撃的に気付き始めてて。。 その ... -
1万円をあげた日から、私はいなくなった
小学一年生になったばかりの春。 早い下校時間に帰宅しても、家には誰もいなかった。 共働きの両親、帰りの遅い高学年のお姉ちゃんたち。 そんな中で、毎日私の帰りを迎えてくれていたのは、三匹の猫たちだった。 たま、くま、ふんずけ。 彼らは何も言わず... -
蟻と私。
保育園だったか、小学校低学年だったか、とにかく私は、よくひとりで遊んでた。 そもそも、誰かが一緒に遊んでくれるってことが、あんまりなかった。 でもそれが、特別さみしいって思ってたかというと、どうだったかな。 本を読むでもなく、勉強する気もま... -
ブランコで母をの帰りを待ってた時の話。
母の帰りを。父が起きてくるのを。友達が声をかけてくれるのを。先生が私に目を向けてくれるのを。私は、いつも誰かを、何かを待っていた。 でも、それは苦しいことではなかった。あの時間、私は案外、楽しかったように思う。 ブランコの上で、風と遊びな... -
書きたいけど書けない日ってあるよね
毎日ブログ、書いてみたいな〜って思ってるのに、仕事がありがたいくらい忙しくて、気づいたら夜になってる。書いてない。あーまただ、みたいな感じ。 お客さまが来てくれるのは本当に嬉しい。感謝もしてる。でもその一方で、なんか… 自分のやりたいことが... -
幼い私の喜びと戸惑い
母がお迎えに来るまで、私は保育園で先生と過ごす時間が好きだった。 みんなが帰って静かになった園の中、膝の上にちょこんと座らせてもらって、「お母さん、まだ来ないねぇ」なんて声をかけられると、なんだか世界に自分しかいないみたいな、特別な気持ち...
1