「○○さんよりはマシだよね」
「それに比べたら、私の方がまだ…」なんて
そんな風に思って、どこかホッとしていた私。
あの頃は、それが 前向き な考え方だとさえ思ってた.。
けど・・・
がんと出会ってから、静かにだけど、衝撃的に気付き始めてて。。
その ホッとする感じ は、安心ではなくて、恐れの裏返しだったったわ。
誰かよりもマシだと思っていないと、自分の今を受け入れられなくて。
でもそれって、どこまでも 他人 を基準にしてるから
どこまでも不安定だった。
病院での待合室。
それぞれ違う表情で座る人たち。
誰一人、同じ状況の人なんていないはずで。
「あの人の方が大変そう」
「私はまだマシな方」
そんなこと、言えるはずがなかった。
それぞれが、それぞれのストーリーの中で、全力で生きているだけなのにな。
比べるなんて、おこがましい。
むしろ、比べるという視点でしか見られなかった自分に
静かにショックを受け怒りさえ自分に覚えた。
見えたからこそ、そこから、私は降りた。
比べることをやめた。
誰かより じゃなくて
「今の私がどう感じているか」だけを、見つめようって決めた。
コーヒーが美味しいと感じた朝。
春の光がやさしく肌に触れた瞬間。
それだけで、もう十分だったんだって、思えた。
誰かと比べることで手に入れた 安心 は、いつか消えちゃう。
でも、自分の感覚から生まれた 幸せ は
どんなときも、ちゃんと感じられる力を持ってるはずだ。
今日のイラスト ガッツポーズだぜ!

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