受け取り方を、変えた日

先日、とても丁寧なメッセージをもらった。

体調のことを気づかってくれて「きっと大丈夫」「私は信じてるよ」と言ってくれるその言葉に、優しさが込められているのはちゃんと伝わってきた。

ありがたいな、と思った。いや、そう思いたかった。

でも、心のどこかがザラついたのも事実で、なぜだろう?と、自分の反応に戸惑った。

よく考えてみたら、私はその言葉の奥に、自分の不安や弱さが見過ごされていくような感覚があったようで、励ましのつもりの言葉がときに「本当の気持ち」に蓋をされてしまうことがあるのかなとそんなふうに感じていたのかもしれない。

これまでの私は、こういうときに反射的に嫌味を言ってしまったり、相手に腹を立てたり、その後でまた落ち込んだり…という繰り返しだった。

でも、もうそういうの、やめようと思った。

誰かの言葉をどう受け取るかは、結局のところ、私自身の選択なんだと気づいたのだ。

相手に悪気はない。

むしろ、気にかけてくれることそのものに、感謝の気持ちもある。

だから私は「どう伝えられたか」ではなく、「どう受け取りたいか」を大切にしようと思った。

自分の中に残ったわだかまりを、そのまま相手に返すのではなく、ひと呼吸置いて、「私はいま、こう感じた」と整理してみる。

そうやって少しずつ、これまでとは違う選び方をしていきたい。

うまくできるかどうかはわからない。でも、少なくとも「私は変わりたい」と思ったこの気持ちだけは、ちゃんと信じてあげようと思う。

これが、私の「受け取り方を変えた日」。

小さなことかもしれないけれど、たしかに自分の中に変化を感じた、大切な一日だった。

今日のイラスト おでこがとび出た少し太っちょのクマノミくん。

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